コパンノモリ

グルーマー歴22年のトリマーが思う、あんな事こんな事

好きなことを仕事にする、について考えてみた

前回の日記、「トリミング費用について考えてみた」を見直してみた。

結局何が言いたいんだ、コイツは…思われるような終わりになってしまったので、補足すると、

自分たちの仕事の価値は、自分たちで上げていくしかないよね…

 

もうちょっと値段上げてもいいのでは…

 

をやんわりと?説明した日記だった。

 

 

 



今回は、タイトルの通り、自分の好きなことを仕事にするとは…について。

 

 

幼少期の頃は、座敷犬に憧れて庭で飼っている雑種のタロウちゃんを家の中で飼いたいと親にせがんだのだが、野性味溢れたタロウちゃんは外のほうが幸せなのだよとなだめられ、だったら捕まえてきた虫なら家の中で飼えると考えて、座敷虫として放し飼いにしていた時もあった。←虫かわいそうに…

 

 

生き物が小さい時から本当に好きだった。



小学生の頃にペットショップで抱っこさせてもらった甲斐犬を飼いたいとまたまたせがんだのだが、やはり難しい犬種なのだよとなだめられ。

 

動物の仕事をしたいとほんのり頭の片隅におくようになったのはこの頃からかもしれない。

 

 

しかし、いざこの好きを職業にしてみると…

 

 

 

トリミングサロンを開業する前には動物病院で看護師として働いていた。

 

動物病院での仕事は、動物のお世話以外にも安楽死や解剖のお手伝いもあった。



好きで始めた仕事なのに動物たちを死なせる仕事。

 

獣医さんはもっと大変だと思う。



感情的になると仕事にならないので、理性的に冷静なほうだったかもしれない。

 

このように好きな事でもめちゃくちゃ嫌な事もしないと仕事にならないと学んでしまった。

 

 

うちの店に来てくれるお客様は、純粋な気持ちで犬たちを愛でている。

昔の私の幼少期のように。


ついつい職業病で、うがった見方をするようになってしまった私にとっては、その光景が何となく癒しになるというか。

 

初心を思い出させてくれる貴重な存在なのかもしれない。